皆さま、こんにちは。桂川洛西口くれたにクリニックです。ホームページ内にも記載しておりますが、当院の治療についてまとめてみました。
当院では患者さんの心身への御負担が少しでも軽くなるように配慮した診療を心がけております。治療として大きく分けると、薬物療法と、薬物を使わない治療とがあります。
薬物療法(西洋薬と漢方薬)
薬物療法の中にも、西洋薬と漢方薬があります。当院在籍医師は男女ともに漢方薬治療の経験も豊富で、患者さんの特性にも配慮しつつ、西洋薬と漢方薬のそれぞれの得意分野を活かした治療をおこなっております。
体質や御希望にも配慮しつつ処方をおこなっておりますが、どのような状態へも対応できる万能薬剤は西洋薬にも漢方薬にも存在しない為、また、御希望以外の治療群による治療薬が奏功することもある為、試行錯誤が必要な場合もあります。
お越しになられた患者さんにとって、よりよい治療を日々探求しつつ、できる限り提供できるように精進しております。保険診療を中心とした治療ですので、他の医療機関と同じ価格ながら、どこにも負けない医療の質を保つように努力しております。
限られた時間の中で、最大限で有効な治療となるよう、2回目以降の受診の際もWEB問診入力にはご協力くださいますようお願いいたします。
薬物を使わない治療(保険適応の精神療法と、保険適応外の自費心理療法、自費TMS治療など)
精神療法や心理療法などの一般的な非薬物療法のほか、多くの大学病院にも先駆ける形で当院では2020年より非侵襲的磁気治療(TMS治療)も導入しております。ともに薬物療法とは異なるアプローチによる治療であり、薬物療法と併用することで治療有効性が高まるとされています。
特に、うつ病やうつ状態に対してTMS治療は薬物療法よりも早期の治療効果が示されており、当院でも1-2回目の施行で明らかな生活変化を含む改善を示した患者さんも多数おられます。とはいえTMS治療はどの施設でおこなったとしても、残念ながら1-2回で完結する治療ではないため、症状改善かつ安定維持のためには少なくとも20回前後の治療を要することが多いです。もちろん薬物療法との併用も問題ありません。
当院ではTMS治療機器の導入当初から、治療効果を高める工夫として、毎回、専属担当医師が刺激治療をおこなう形で、シーターバースト刺激法により左側3倍刺激とともに左右両側刺激をおこなっており(入院治療でおこなわれている左側のみの)通常TMS治療効果に対して3倍以上の治療速度や治療効果が期待できます。逆に、副作用は入院治療と同等程度で、刺激時の頭皮痛や遅発性の頭痛程度しか生じていませんので御安心ください。
認知行動療法など一部の特殊心理療法を要する場合については、他所の大学カウンセリングルームやオンラインカウンセリングを御利用いただく場合もあります。また、心理療法や通所TMS治療は、国が保険適応と認めていないため、当院においても自費治療となります。
当院のTMS治療については先述の通り、他所のTMS治療とは内容の充実度が異なり費用対効果の面で、かなり安価設定(通常3-5万円相当が1万円)のため、交通費をかけてでも価値を評価してくださる方々も多く、中国地域や北陸地域、中部地域などの近畿圏外から通われている患者さんも多いです。治療機器維持費高騰などの社会情勢変化により急な値上がりの可能性もありますので、御興味のある方は現価格のうちに御検討なさることをオススメします。