TMS治療担当医師が直接治療します
他医では入院型治療中であっても技師など医師以外のコメディカルが実際の刺激治療をおこなうことが多いですが、当院では、毎回、担当医師が直接刺激治療をおこなうため、施術中に気になることがあった場合も直ぐに質問して回答が得られ、必要な場合には治療内容の変更も直ぐに可能で、安心して治療に臨めます。刺激痛が強い方でも対応可能なことがほとんどです。
話すのが苦手であっても、あらかじめWEB問診に質問などの入力が可能で、その場で聞きにくいことも先に伝えることが出来ます。
無料で使えるWEB問診の中に、治療効果などの経過を知るツールも導入しており、患者さんにも治療者側にも、ともに治療効果が分かるように努めています。
姿勢保持が苦痛にならない短時間施術です
保険適応となる約1ヶ月のrTMS入院治療をおこなう場合、一回の治療時間は左側のみの刺激で37.5分かかります(姿勢保持時間)
当院で採用しているシーターバーストモード刺激(TBS:時間圧縮モード刺激)の場合は入院治療37.5分の治療と同等効果を生じる刺激へ3分20秒しか要しません(とはいえ、次に述べるように当院では改良型の延長型両側刺激をおこなうので10分程度を要します)
治療効果が高い治療セットを導入しています(左右両側刺激 左側3倍延長刺激)
世界的な論文でも、わずかな差ですが、左側のみの単独刺激よりも、左右両側刺激が一番効果的であったとされています。
右側刺激は、脳梁などを通じて左脳の働きを過剰抑制している状況を改善するとともに、マイナス思考や過剰不安、睡眠障害の改善が期待される刺激、とされています。
また、左側TBS刺激は単回3分20秒でも入院治療TMS治療と同等に効果的ですが、当院では、さらに効果を高めるため、より効果的なprolonged intermittent TBS(延長間欠的シーターバースト刺激法)として入院時3回施行分と同等の10分間刺激をおこなっています。
当院では2020年のTMS治療開始から一貫して、一回の治療セットには左側刺激10分(3分20秒×3回分)と右側刺激40秒を組み入れ改良型の延長型両側磁気刺激治療をおこない、多くの方に早い効果の実感と高評価をいただいております。
刺激が強くて不具合も強くなるのでは?
論文や統計データでは、治療効果が上がる前述の工夫をした場合においても不具合事象が増える報告はないようです。当院でもTMS治療開始して2025年で6年目ですが大きな不調を来した症例はありません。安心して治療に臨んでください。
3倍効果で費用負担はいくら?
入院が不要で治療効果も理論上は入院治療の3倍速以上となります。仕事や学校を休まず、日常生活を送りながら、通院で最短最速治療を目指すことができます。「治療のために長期にわたり生活を大きく変える負担が少ない」のは、大きなメリットです。
とはいえ費用が3倍ならば時間短縮のみのメリットとなりますが、当院では同効果刺激の一般的な費用負担額と比較して低価格で設定しております。おかげさまで、交通費を加味しても短期間でより高い結果が得られ、かつ低価格のため、当院TMS治療開始の2020年以降、近畿圏のほか岡山県や三重県、愛知県、石川県など遠方から通院される患者さんも多いです。遠方からの患者さんへは一日2セット施行するプラン(2セット20000円で理論上は通常の6倍速治療 週2-3回ペースながら5日間にわたり2セットずつで合計10セット施行するのみで、入院1ヶ月半でおこなわれる30回治療と同等以上の効果)も提案できます。
一般的なTMS治療の価格相場は?
世界的には開発普及国のアメリカにおいても、一回の左側単独TMS治療施行に300ドル(4万円強)から600ドル(9万円弱)、30回施術で9000ドル(130万円強)から18000ドル(260万円強)を要するようです*
日本国内では(入院費用を除き)入院TMS施術費用の保険相当費用は約20000円/回ですが、当院では患者さんの治療優先のため、また、正しいTMS治療普及のため、治療効果の高い組み合わせとして延長型左右両側刺激1セットを10000円で施行しています (日本においてすら同等治療で保険治療相当額を計算すると60000円超になりますが10000円としています) 2025年7月現在)
通院にかかる交通費が往復50000円以内であれば、遠方でも通っていただくメリットは感じられると思います。
《現在の左右1セット10000円はバーゲンプライスのため、今後、予告なく治療費用の見直しをおこなう可能性はあります》
まとめ
「治療抵抗性うつ病」「うつ病」「うつ状態」の患者さんに対して、当院のTMS治療は、左側刺激を3倍量おこなうのみならず、右側刺激(左脳の働きを過剰抑制している状況を改善、マイナス思考や過剰不安、睡眠障害の改善が期待される刺激)もセットでおこなっています。また、担当医師が、毎回直接治療をおこなうため、安心とともに高い治療効果が期待できますので、当院のTMS治療を御活用ください。
ほかにも、当院では妊娠出産時にも安全とされる医療用漢方薬を用いた保険治療や、医療機関専売のサプリメントも自費購入可能です。
このように、当院では、日本精神神経学会認定専門医、指導医しか在籍しておらず、エビデンスに基づいて、ひとりひとりの患者さんに適した治療を提供することを目標としております。
*アメリカの医療費が高いと言うよりは、TMS治療機器1台が日本円で1500万円程度(維持費別)かかるうえ、日本の医療費用が全体的に安すぎる事による高価格感なだけです。TMS治療に限らず、海外旅行中に現地の医療を受けられた方は、治療価格の違いなどを御存知だと思います。日々進化向上し世界的にも評価され優れた安全かつ効果的な最新医療が受けられる保険診療価格が、同じ治療では質の悪い医療でも同じ価格になるルールの中、結果として安い方に維持設定され低評価で安すぎのまま医療者の犠牲のもとに続いていることの方が異常です